不妊治療の保険適用について 2022.03.05更新
不妊治療の保険適用について
本年4月より不妊治療において保険診療が開始されます。
当院では、ご来院頂いた方に治療の選択肢が広がることを考慮し、
今までの自費診療に加えて保険診療も行うハイブリッド方式とさせて頂く予定です。
これは、自費診療と保険診療を同時に行うということではなく、
自費診療の方と保険診療の方の両方を診療させていただくということです。
皆様方にご留意をお願いしたい点は、保険診療にはいくつかのルールがございます。
よって、当院で可能な不妊治療の全てを保険診療の範囲で行うことは、
厚生労働省・社会保険支払基金の通達により出来かねることをご了承ください。
保険診療の主なルールについて
(1)年齢制限
治療開始時点で43歳未満の方。
43歳以上の方は、保険診療が適用されません。
(注 : 人工授精には年齢、回数の制限はありません。)
(2)回数制限
胚移植回数に応じて回数制限があります。
40歳未満 : 6回まで
40歳以上43歳未満 : 3回まで
(注 : 人工授精には年齢、回数の制限はありません。)
採卵の回数制限ではありません。
(3)保険診療が認められていない治療
提供卵子や提供精子を用いた不妊治療
(4)混合診療は認められておりません。
保険診療と自費診療を同時に行う診療
詳細は、厚生労働省ホームページをご参照ください。
※ 厚生労働省「不妊治療に関する取組」
ホームページに掲載している治療内容及び費用等につきましては順次更新をさせていただきます。
今後の助成金適用の可否につきましては、
お住まいの自治体へお問い合わせいただくようお願い申し上げます。
【追記事項】
(1)排卵誘発方法は、患者様のご希望等を考慮して行うことが可能です。
(2)保険診療での採卵時の麻酔は、ご希望により坐薬、局所麻酔または静脈麻酔で行います。
(3)受精卵は、分割卵または胚盤胞まで成長した段階で凍結保存を行う予定にしております。
(4)自費診療をご希望される方は、今までの治療を行うことが可能です。
(5)先進医療を行った場合には、別途追加料金が発生することがあります。