AMH 体外受精 不妊治療 HCG2013.02.26更新
最近、テレビ・マスコミでも
AMH(アンチミュラー管ホルモン)
について報道があります。
AMHが低い方は、
早めに治療を開始したほうがいいことは事実ですが、
AMHが低い=妊娠しにくい
のでしょうか?
AMHが低くても、
卵巣には、数万~数十万もの原始卵胞が
残っています。
私は、AMHが低くても、
これらの残っている卵子を、
うまく獲得(採卵)できれば
体外受精/顕微授精の技術で
不妊症は克服できると考えています。
それは、たとえば、
クロミフェン周期であれば、
クロミフェンを繰り返し服用するだけでなく、
何日服用するのか、
1日服用量をどの程度にするのか、
服用時期いつからにするのか
クロミフェン以外の薬のほうがいいのか
ホルモン値は周期ごとに変わるので、
治療法も周期ごとによって変える必要があります。
また、AMHが低い方に半減期(体内に残存している期間)
が長期間になるHCGを投与してしまうと、
卵巣に残っている
卵子の生育能力・受精能力・分割能力を
著しく阻害してしまいます。
HCGを使用せずに、良好な卵子が獲得できる
当院での体外受精はAMHが低い方でも妊娠が可能となる
治療法です。