アクトタワークリニックでは、不妊治療における以下の点を実現するべく、「自然周期治療」を採用し、赤ちゃんを望む方々に最善の方法でお役に立ちたいと願っています。
自然周期体外受精法の考え方
自然妊娠では、育った1つの卵子が排卵し、卵管で精子と受精して成長しながら子宮に移動して内膜に着床します。
一方、ヒューナーテストが良好で、原因不明不妊で妊娠しない多くの方は、卵子と精子がからだの中で「出会うこと」(受精)が難しいのです。即ち、体内受精が難しいということなのです。
実際、自然に妊娠する場合、一周期に1つの卵子しか排卵しません。ですから、女性側にきちんと生理周期があって卵子が育っていれば、 毎日の注射などせず、自然に育っている卵子を最高の状態で採卵することが出来れば、 女性のからだに負担のかからない最もやさしい治療法と考えます。
排卵誘発剤によって卵巣に刺激・負担を与えるのではなく、「自然に育った最高の状態の卵子を、なるべく痛くないように局部麻酔をして採卵し、体の外で受精させ、1つの受精卵をお母さんのおなかに戻して妊娠を待つ」
これが当院の自然周期治療なのです。
採卵時の痛みを減らす理論と技術
体外受精には採卵時の痛みや不安が必ずあります。一般的に、採卵針の径(太さ)が大きいほど痛みは増します。
アクトタワークリニックの体外受精で使用する採卵針は、オリジナルの最小径針を使用しています。通常の体外受精で使用される採卵針の半分程度の太さです。
ですから、採卵時の痛みの程度が少なく、全身麻酔や静脈麻酔の必要はありません。
採卵時間も数十秒でおわります。
しかしながら、採卵時の痛みは少なからずあります。当院では、患者様の希望により局所麻酔を行います。このとき使用する針は、体外受精の局所麻酔専用に開発した極めて細い針を使用しております。
- 最小径の採卵針
- 採卵専用の局所麻酔
といった採卵時の痛みを減らす理論と技術により、患者様の痛み・不安を少しでもやわらげていただけるかと考えております。
自己注射で手間・ストレスの軽減を
当院は、自然周期採卵が可能なので、注射の数は1周期に数回程度と比較的少なめです。
しかし、それでも注射のためだけにひと月に1回でも来院するのは大変なことです。なるべくクリニックに通う回数を減らす、日常のペースを崩さずに治療を受ける―これは、前向きに不妊治療を続けていく上で大切なポイントであると考えます。
治療を受ける方が、自己注射を取り入れるにあたっては、使い方を説明したDVDとパンフレットをお渡しし、じっくりご検討いただいた上で、治療を受ける方自身に決めていただいております。
簡単で痛みも少なく、通院での注射と比較しても効果の上でも心配ありません。詳しくは診察の際、主治医もしくは看護師にお尋ねください。
治療の経済的負担を最小限に
当院では、体外受精すべての周期において成功報酬制度を採用しております。
高度生殖医療(体外受精など)には、一般的には高額な治療費用が請求されます。しかし、これらの治療は「妊娠が継続して報酬をいただくべきである」、と当院は考えています。治療の着手費用と成功報酬を分け、一定の条件を満たされた患者様に、実費のみの体外受精治療をさせていただいております。
治療を望まれる方に、開始・継続しやすい環境を整えることも大切であると考えます。 詳しくは、治療費用についてをご覧ください。